都立高校入試で成功する方法 powered by manabinomori.jp

都立受験の基本的な知識から、短期間で5点10点を確実に上げる裏技的技術まで、都立受験に役立つ情報をお届けします。

【都立高校入試・社会地理】雨温図の裏ワザ

都立高校入試に必ず出る雨温図

このように過去15年間の都立高校入試で、雨温図の問題が出なかったのは一度だけです。しかも、その2017年も雨温図的な発想がベースになった問題なので、都立入試には必ず雨温図が出ると思ってください。

都立高校入試で必須とも言える雨温図ですが、冷帯や熱帯はともかく、西岸海洋性気候・ツンドラ・ステップ・サバナなど専門用語満載でなかなか覚えられない人も多いのではないでしょうか。

でも、実は都立高校入試に出る雨温図は、そんなに専門的な知識を身につけなくても解けるのです。ここでは雨温図が、世界地理で毎年出るようになった過去15年の都立高校入試問題を分析して分かったうらわざを紹介したいと思います。

雨温図とは何?

そもそも雨温図って何?っていう人もいるかもしれません。簡単に言えば、ある場所の雨と気温を一つの図の中に表したものですね。上にある細い折れ線グラフが気温で、下にある柱のようなものが生えた棒グラフが雨の量を表しています。もちろん、上に行けば気温は高く、雨の量は多くなります。

ここまでは、雨温図が苦手な人でも特に問題ないと思います。問題は気候区分ですね。

雨温図と気候区分

この雨温図は学校の授業では気候区分とセットで出てくるのが普通です。東京などの本州の太平洋岸地域では、夏に雨が多く冬に少なくなり、あるいは日本中そうですが7月8月に暑く1月頃にもっとも寒くなります。このような気候の特徴を地理的な特徴と結びつけたのが気候区分です。

しかし、この気候区分、熱帯や温帯ぐらいはいいのですが、西岸海洋性気候・ツンドラ・ステップ・サバナなど普段使わない用語がどんどん出てきて、とたんに難しくなるため、ここからもう苦手という人が多いのではないでしょうか。しかし、都立高校の入試問題に出る雨温図問題では気候区分を覚える必要はないのです。

緯度経度と赤道

それでは、都立高校入試の雨温図で必要な知識はなんでしょうか。緯度経度は知っておいた方がいいですが、それも赤道を中心として北か南か、赤道に近いか離れているか、あるいは赤道上か、つまり、赤道を中心として南北関係をおさえれば、それだけで雨温図の問題は解けてしまうのです。

2017年度の都立入試問題を実際に解いてみよう

次のア・イ・ウ・エの雨温図を見てください。

2017年度都立入試問題社会大問2雨温図
2017年度都立入試問題・社会より

気温に注目してほしいのですが、気づくことはありますか。おそらく、左側の二つのグラフ(アとイ)が真ん中が盛り上がった山型になっていて、右側の二つのグラフ(ウとエ)は平らになっていることが目に入ってくるのではないでしょうか。

真ん中が盛り上がっているのは、6月頃に気温が高い北半球にあることを示しています。それに対して、平らになっているのは気温差があまりない、つまり赤道にとても近いか赤道上にあることを示しています。

さらに、アとイを比べるとアは比較的気温が低く、イは特に夏に大変気温が高いことが分かります。よって、同じ北半球でもアの方が北、イの方が南の方に位置することが分かります。

ウとエを比べると、ウは1月ごろにもっとも基本が低く、絵は6月ごろに最も気温が低いため、ウは赤道より若干北、エは赤道より若干南にあることが予想されます。

したがって、ア~エは北から順にア・イ・ウ・エになっているのですね。

その上で、地図を見るとA・B・C・Dは北から順番に並んでいることが分かります。

f:id:masanohi:20180919122152j:plain

2017年度都立入試問題社会大問2世界地図
2017年度都立入試問題・社会より

したがって、ア・イ・ウ・エは単純にA・B・C・Dに対応しているのです。

したがって、答えは一番北にあるAに相当する雨温図なのでアになります。

簡単ですね!!!

実は、BとCは南北関係がかなり微妙なので、確実に定めようとすると雨の量も問題になりますが、この問題ではBとCは関係ないので、雨の量も必要ありません。

これで先ほど言った都立入試の社会では南北関係だけで解けると言ったことの意味がよく分かったと思います。

それでも出題者は砂漠とモンスーンと西岸海洋性気候がとても好き

このように雨温図問題は気温と南北の関係だけで解けるのですが、過去の都立入試問題を見ていると雨温図の問題に限らず、出題にある傾向があることが分かります。それは、都立入試の世界地理の出題者は、南北の関係に加えて砂漠やモンスーン、西岸海洋性気候がとても好きだということです。

これは、それだけ特徴的な気候だからでしょう。雨温図で正解するには南北の位置関係だけで十分なのですが、他の問題のことを考えるとこの三つの気候ぐらいはおさえていた方がいいかもしれません。これについてはまた別の記事で書きたいと思います。

まとめ

どうですか?難しいと思っていた雨温図。実は北か南かだけで解けてしまうのですね。これだけで点数が5点上がるのですから、確実に正解するようにしましょう!

では、読者の皆さんが来年の都立入試で成功することを応援しています!!!